〈売上向上支援〉らーめん店商品開発研究会 第23回“麺”夢塾レポート
創業100周年を記念し、ラーメン専門のコンサルタントとして著名な(株)繁盛塾 木村康宏様の特別講演を実施。訴求力のある麺を使った春夏向け新商品を2品と、100周年記念の1品をご試食いただきました。
⭐︎弊社お取引先様には新商品のレシピを配布します。営業担当までお問い合わせください。
「らーめん店商品開発研究会 第23回 “麺”夢塾」会場風景
今回も東京都内、千葉、埼玉の首都圏はもちろん、青森、山梨、静岡、岐阜、愛知、兵庫、岡山、鳥取など全国各地のラーメン店オーナー様、店長様にご参加いただきました。
3月18日にテレビ東京「出没!アド街ック天国」に弊社が紹介されたばかりとあって「テレビ、見たよ」との嬉しいお声がけも。4月23日(日)10時半から再放送が予定されています。
⭐︎"麺"夢塾とは?
大成食品株式会社のお取引先を対象とする無料セミナーです。
2005年春の開講以来、毎年春、秋2回、2010年からは毎年春と秋に「同内容で2日間」ずつ開催。
日々の営業でご多忙な個人経営のラーメン店主様の御繁盛に役立つ特別講演と新商品試食会の2部構成で実施しています。
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開会のご挨拶
「本日はお足元の悪い中、お越しくださりありがとうございます。
大成食品株式会社も今年で創業100周年。ひとえに皆様の日頃のご愛顧のおかげと心より御礼申し上げます。
今回の"麺"夢塾 第1部は100周年記念講演として(株)繁盛塾の木村康宏先生にご登壇いただきます。
ラーメン産業展専門セミナー等でもおなじみのラーメン店専門のコンサルタントとして、オンリーワンの存在です。
第2部は、100周年を記念し、製麺技能士謹製麺の新作を使った3品をご試食いただきます。
話題性、売り上げ向上につながるおいしい春夏メニューのヒントにしていただければ幸いです」
写真左は3月21日の参加者名簿。写真右上は開会挨拶中の大成食品株式会社 鳥居憲夫代表、右中が荻原製麺技能士@取締役営業本部長。
右下 第2部の試食会の一コマ。左から千葉県茂原市の麺処 信心(しんしん) 飯田様、福井商品開発マネージャー、第1部特別講演講師 木村康宏様@(株)繁盛塾。埼玉県鴻巣市の麺やしし丸。 の新井さんは、鳥居式らーめん塾創立スタッフで製麺技能士。麺彩房五反田店店長を経て2012年に開業。2月で5周年を迎えた。
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第1部は特別講演 (株)繁盛塾の木村康宏代表が初登壇
第一部の特別講演は、ラーメン専門の経営コンサルタント 木村康宏様が初登壇!
講師プロフィール
(株)船井総合研究所チーフコンサルタントを経て、株式会社繁盛塾代表取締役に。船井総合研究所時代より17年間にわたって全国450社2000店ものラーメン店を支援し、業績アップに導く。成功率はなんと95%以上! 著書に「ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら」(幻冬舎)、「たちまち繁盛店!1日300人が行列する人気ラーメン店のつくり方」(同文舘出版)。
木村「さあ、まずは質問。皆さんはおいしいらーめんを作りたいか、作りたくないか?(^^)」
一同「作りたい(^^)」
木村「ではなぜおいしいラーメンを作りたいのか?(^^)b」
一同「売れるから(^0^)」
木村「では、おいしいラーメンが売れるラーメンなのか? 売れるラーメンがおいしいのか?(^^)p」
一同「…(^^;」
木村「ココ、多くのラーメン屋さんが戸惑うポイントですね。
では、商品が仮に4分類あるとしましょう。
おいしいラーメン、おいしくないラーメン
売れるラーメン、売れないラーメン
皆さんはどこに興味がありますか? もちろんおいしくて売れる が最高! おいしくなくて売れないは悲しいですね。
では、残り2つなら、どちらを望みますか?
3分間、グループで話し合ってみてください (^^)p」
大半は初対面にもかかわらず、皆さんさっと3人組になり、話し合いがスタート。
…売りたいと努力はしている
…売価をあげたいけど相場もあるし
…お客様のおいしいって声に支えられて
…売れなきゃお店つぶれちゃうし
3分後、挙手してもらったところ、おいしい派 2 対 売れる派 12 という結果に。
木村「まず大切なのは、あなたはどちらに興味関心があるのかを自分で認識すること。どんなお店をめざしているのかを自覚することなんです。
では、お客様はなぜあなたのお店にくるの?
うちにはこれがあるからお客様がくる、と即答できますか?
どんなお客様が、どんな頻度で来店してますか?」
矢継ぎ早に質問し、自己分析を迫る。
皆さん、自分のお店、お客様の様子を懸命に思い浮かべているのだろう…会場内がしんと静まる。
木村「売れるラーメンと売れないラーメン、やはり売れることが大切です。その人数の多い少ないがあるにしても、狙ったお客様を集客できているか。それが大切です」
とばっさり。
木村「つまり、求めている成果を明確にすることが、経営者として幸せになるコツなのです。
みなさんはいかがですか?」
と質問。
この分析タイムを経て、お客様創りの考え方、業績アップをはかる「しかけ」について怒涛の解説が始まった!
< 中略:お得意先様限定講演のため省略させていただきます m(__)m
成功率95パーセントを誇る木村理論のエッセンス。
すぐ実践できる業績アップのTipsなどが紹介されました。>
木村「今日お話したことを意識し実践すれば、お店は確実に変わります。
今よりも多くのお客様が喜ぶ商品を作って、業績アップを実現してください!(^^)」
熱いエールでしめくくった木村講師。第2部の試食会、さらに第3部の相談タイムが終わるまで、店主の皆さんからの質問に対応してくださっていた。
鳥居式らーめん塾卒業生も全国から集結!!
写真左から2期生羽賀さん@でれ助 長野県塩尻市 9期生岡本さん@三鈷峰 鳥取県米子市 13期生竹岡さん@都内、開業準備中
中央手前は21期生近さん@亜熱帯 江戸川区 7期生 鈴木さん@すずまん 岐阜市。写真奥のスーツの方は福島鰹(株)の岡本さん@22期生。
鈴木さんのお隣は山崎様@我一豚 岐阜県大垣市
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第2部は麺が主役! 春夏向け新商品の試食会
第2部は、春夏向けの新商品のご提案と試食会。
今回は、創立100周年記念と銘打ち、製麺技能士謹製麺が主役の新作レシピ3品をご提案した。
どの麺も、こだわり素材や切刃を使用した新作ばかり。
味が良いのは当然として、斬新で話題性があり、しかも茹で時間が短くて麺がくっつきにくいというメリットが!(^^)
動画は、今回の麺の特徴と開発の狙いについて語る荻原製麺技能士。
今回は、個性的な醤油が味の決め手のラーメン、希少な国産小麦粉を使った細つけ麺、特注の切刃を使った太麺のまぜそばをご試食いただいた。
ラーメンは東京ラーメンショー2016で販売したあのメニュー!(写真)
この醤油ラーメンは、ご当地ラーメンのなかでも「知る人ぞ知る」=「一般の人には知られていない」存在。
にもかかわらず、爆発的にヒットした。
木村講師の講演内容にぴったりの特徴、魅力を備えていたからだ、と荻原製麺技能士は語る。
知名度が低かったにもかかわらず、右肩あがりに売れていったラーメン。その味の秘密は、配布したレシピと荻原製麺技能士のプレゼンで明かされた。
一同「えっ、それが入っていたの?(@@;)(@m@)(@o@; 」
大成食品株式会社 創業100周年記念のプレゼントは、皆様におおいに驚かせ、喜んでいただけた模様(^^)。
大山さんによる開発秘話付き!
写真は21日第2部の会場風景。中央は5期生 奈良さん@麺屋しゅはり 青森市。今回もお店を休んで、はるばるかけつけてくださった。
左端から "麺"夢塾優等生 河野様@ひまわり 高田馬場。橋本様@双麺 錦糸町、門前仲町は、鳥居式らーめん塾23期を聴講。東京ラーメンショー2016でも大活躍!
21期生近さん@亜熱帯 小岩は2月にBS日テレに登場。若者に人気の春日亭 道野様、竹田様も熱心に受講してくださった。
当日ご提案した新商品3種類
左上 東京ラーメンショーで大ヒットした醤油ラーメン。右上 希少な国産小麦粉を使った2種の細麺をつかったつけ麺、左下がピリ辛のたれを個性的な麺にからめるまぜそば。右下は、使用した3種類の製麺技能士麺(生)。
次の2品のプレゼンはいつものように福井則雄@大成食品商品開発マネージャー・鳥居式らーめん塾味創り担当が担当。
商品開発の狙いや特徴、調理方法、食材の扱い方、アレンジ例などを丁寧に解説していく。
毎度のことながら、レシピの行間を埋める説明がたっぷりだ!
配布するレシピはあくまでたたき台。それぞれのお店の個性や客層、売価等に応じて自由にアレンジしていただくための参考資料にすぎない。
試食会では、このレシピの分量、調理手順で作ると、今召し上がっているこの味になる、と確認し、記憶していただきたい、と強調する。
しっかり記憶できていれば、お店に帰ってから
「夢塾で食べたスープよりも鶏をきかせたいな。ガラをもう1キロ足そう」
とか、
「つけあわせをパクチーにかえたら、うちのお客様に受けそうだな」
といった具合に効率よく、かつスピーディーに商品開発をすすめられる。
日々の営業でお忙しい店主さんの貴重な時間、労力を節約できて、業績アップにも貢献できる、というわけだ。
今回のレシピは、3種類とも好反応! 過去最速とおぼしきスピードで器が空になっていく(^^)
麺3種のうち、もっとも注目されたのは、特製の切刃を使った平打ち麺。
中心部分が分厚く両端が薄いため、タレがよくからむ。
何より、見た目と食感のインパクト大だ。
動画:タレを麺にからめて、いただきます!
さっそく、
「これ、温かいとどんな感じになりますか?」
「ゆで時間はどうでしょう?」
「うちの麺の生地をこの刃で切ったらどうなるかな?」
荻原、深澤両製麺技能士が質問攻めに♪(^m^)
ご近所からお越しの東京煮干屋本舗・Ryomaの皆様は商品開発会議をスタート♪
お店で試作したい、とサンプルをリクエストしてくださった(^^)
会場内のあちこちで、アイデア交換会や、相談会が始まっていた。
スマホで猛然と入力を始めたり、腕組みしたり、ペンをまわしたり…頭を抱えたり…
皆さん、思い思いのスタイルで新作の構想を練っている様子。
細つけ麺に使っただし素材も反響が大きかった。
福島鰹(株)の新商品の煮干を荒くくだいたものを使ったが、薄けずりタイプとの食べ比べもできた。
写真 右は福井講師。左は 荻窪の麺処鳴神様。
このとき会場中がこの白い袋に注目していた。
国産小麦を使った2種の細麺の香りや甘みをいかしつつ、魚の個性も感じられるつけ汁に真っ先に反応したのは島崎様@兵庫県尼崎市 ロックンビリーs1。
島崎様「このつけ汁、返しぬきで味見できますか?」
福井「どうぞ。春ならではのだし素材2品をくみあわせています。煮干のほうは福島鰹(株)さんの新商品ですよ」
計量カップに入ったスープを1滴、手の甲にたらしてペロリ♪
島崎様「うまいなあ(^0^) ◯◯はなくてもいいかも!」
鳥居式らーめん塾8期生吉岡さん@(株)ふるいち・岡山県倉敷市 や、加藤さん@三代目白兵衛・新宿 も同じようにだし汁をポトリ、ペロリ(^Q^)!
つけ汁と交互に味見、のはずが、3人で競っておかわりするほどの勢いに。
隣のテーブルの方もつられて、ペロリ(^・^)…(^0^)…(^Q^)
笑顔がどんどん増えていく。
皆さん、新商品の煮干にすっかり魅了されたよう(^m^)”
試食会後も、店主様同士の情報交換や、木村講師へのご相談。大成食品、福島鰹のスタッフへの質問などがあいついだ。
大成食品株式会社のモットーは「お客様の笑顔を創りつづける」。
今回の"麺"夢塾が、受講された皆様はもちろん、皆様のお店に集うお客様の笑顔創りのお役にたちますように!
<おわり>
写真は3月22日の参加店名簿、名札。
⭐︎当日配布したレシピをご希望のお得意様、営業担当にお申し付けください。麺のサンプル送付についてもお気軽にご相談を。
レシピへの質問は、福井商品開発マネージャーあてにお願いします。
⭐︎次回の”麺”夢塾は今年の秋開催予定。
今回同様、100周年記念バージョンでお届け予定です。
日程が決まり次第、お取引先様あてにご案内状を送付します。