らーめん Nageyari
岐阜県各務原市 名鉄各務原線新那加駅/JR高山本戦那加駅
地図→
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※この情報は取材当時のものです。メニューや営業時間は変更となっている場合がございますので、あらかじめご了承ください。 |
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☆主なメニュー
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住所:岐阜県各務原市那加野畑町2-53
名鉄各務原線新那加駅/JR高山本戦那加駅より、
駐車場:あり
営業時間:昼の部 11:30~14:30
☆ただしスープが終了し次第、閉店。 定休日:毎週火曜日、月曜夜の部 席数:カウンター7席、テーブル8席
※「鳥居式らーめん塾」4期生 坂口さんが2006年12月12日にオープンしたお店です! |
各務原市の「らーめん Nageyari(なげやり)」 店主は「鳥居式らーめん塾」4期生!
本日2軒目の目的地・岐阜県各務原市の「らーめん Nageyari(なげやり)」に向かう。
店主は「鳥居式らーめん塾」第4期卒業生の坂口喜朗さん(36)だ。
隊長「彼らが卒業したのは2006年の7月か。約2年ぶりの再会だね。だいぶ繁盛していると噂をきいているよ。
今日はどんならーめんを食べられるか、とても楽しみなんだ(^^)」
福井「私はこの前会ったばかりですよ。先週も名古屋方面に別件で出張していたので、ついでによって食べてきました(^^) 今日のスープはどんな調子かな♪」
中京~関西方面にも多くのクライアントをもつ福井隊長代理。
時間の許す限り、「鳥居式らーめん塾」の卒業生のお店や、かつて開業支援したお店に足を運んでは食しているのだ。
鈴木「坂口さんといえば岐阜県内の某チェーン店におつとめのころ、(「鳥居式らーめん塾」1期生の)中村屋の味に心酔して、『鳥居式らーめん塾』に入塾されたのよね。
ハードなお仕事を終えてから、高速バスで通う熱心な生徒さんで、元気な笑顔と明るいお人柄でムードメーカーだったわよね」
山内「学生時代は陸上部で槍投げの選手だったと、塾の特別講師だった武内伸さん(日本ラーメン協会副理事長/ラーメン総合研究所所長)に話したことが縁で、お店の名前が決まったのよね(^^)」
鈴木「そういえば、坂口さんの奥様やお子さんたちも卒業式にいらしていたわよね。店主として独立する覚悟を家族にみせるんだ、とおっしゃってて……感動的だったな(^^)」
などと、思い出話に花が咲く。
正午すぎに名古屋駅前のレンタカーショップを出て、お店に到着したのは午後1時半。
鈴木「典型的なロードサイド立地ですね(@@)」
福井「各務原市の中心部といってもいいかも。この通りには有名なうどん店があるし、大型の飲食店が両サイドに林立していて競合店は多いエリアです」
山内「1時半過ぎても絶好調、って感じですよ。駐車場あいてないし……ガラス越しに見える店内、満席ですっ(@@)」
店内は若い男女のお客様が多いよう。
男性はスーツ姿、作業着姿もあればTシャツ等のラフな出で立ちの方も。女性はカジュアルな服装。近隣にお勤めの方だろうか。お店の通りの一本奥にはマンション、アパートも多いので、ご近所にお住まいのお客様も多そうだ。
お客様がとぎれたタイミングをみはからって入店。午後2時すぎになっていた。
坂口「いらっしゃいませ! ご無沙汰しています(^^)」
清潔な厨房のど真ん中で豪快に麺上げをしていた坂口さん。満面の笑みで迎えて下さった。
フロアーとレジを仕切る奥様も「いらっしゃいませ!」とにっこりほほ笑む。
「喜朗が大変お世話になりまして……」
坂口さんのお母様も厨房から登場。深々としたお辞儀に、恐縮しきりの一行であった。
ランチタイムはご家族3人で切り盛りされているようだ。息のあったお仕事ぶりと、香ばしい魚介の香りに期待が募る。
さっそく注文だ!(^Q^)人(^Q^)
人気のつけめんと黒胡椒つけめん、特製らーめん、あっさりしょうゆらーめんを試食!
★つけめん(麺300g) 麺: 大成食品製「麺彩房つけめん用」 |
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★黒胡椒つけめん(麺300g) (800円)
麺: つけめんと共通。 |
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★Nageyari特製らーめん (880円)
麺: 大成食品製 多加水中太ストレート麺 |
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★あっさりしょうゆらーめん (600円)
麺: 大成食品製 多加水細ストレート麺 |
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<感想> |
美味なるスープの自己新を追究 元槍投げ店主の将来の夢とは?
ランチ営業が終わったところで、ようやく坂口さんにお話を伺うことができた。
鈴&山「噂どおり、繁盛してますね♪(^^)人(^^)」
坂口「おかげさまで(^^)。つけめんがよく出るので、スープがすぐ切れてしまうのが悩みなんですよ(^^;」
隊長「定番のつけめんも、新発売の黒胡椒つけめんも、おいしかったよ(^^)」
坂口「ありがとうございます。塾長にそうおっしゃって頂けるとはっ!……今回、はるばる東京からいらしてくださるのに、うまくスープが炊けなかったらどうしよう!と、もう、すごくプレッシャーでっ!"\(;o;)/"」
福井「心配性だなあ。この調子で大丈夫だから(^^)」
坂口さんはしきりにスープの出来を気にかけていた。
そのたびに福井隊長代理が「そのままで大丈夫」と励ます様子が微笑ましい。
きちんとできていても「まだまだ足りない!」「もっと頑張らねば!」と考えるのは、
山内「坂口さんが学生時代、自己記録更新のために黙々と練習するアスリートだったからかもね(^^)」
鈴木「Brixの限界に挑戦したい、って闘志がわくとか? 高い目標を設定し、その達成のために情熱を注ぐ、己に厳しいタイプなのかな(^^)」
坂口「いやあ、そんな立派なもんじゃないです。なにしろお店をオープンさせるとき、『オレをここまで怒らせたのはお前が初めてだ!』って福井先生に怒鳴られましたからね。こんなに叱られたのは、塾生で自分くらいだと思いますよ~」
鈴&山「ええっ、あの温和な隊長代理が?(@@)(**)」
開業準備中は怒濤の忙しさ。店主は決めるべきこと、しなくてはならないことに追われてしまう。
坂口「落ち着いて順にきちんと仕事をこなすことが難しくて、大事なことが飛んでしまったんですよ」
隊長代理に一喝されて、坂口さんの闘志に火がついた。
「準備期間から開店当初は……がむしゃらでしたね。
睡眠時間が毎日1、2時間くらいで。一気に10キロ痩せました(^^;
えっ? 以前より大きくなってる?(^^;
ワハハ、やっとお店が軌道にのってきたもので、晩酌でちょっと太っちゃいました♪(^o^)」
豪快に笑ってみせたものの、開業から現在までの1年半は、波瀾万丈だったようだ。
スープ材料の仕入れが(都内に比べて食肉業者の数や扱い品目が少ないため)難しいことに歯がみし。
熱伝導の悪い寸胴鍋に泣き、急遽変更したものの、なかなか鍋特有のクセが掴めず難渋。
火力の弱い厨房設備に焦り。
メディアに取材されれば「記事を見てご来店くださったお客様をがっかりさせたくない!」と己をいっそう叱咤激励し……。
続々と悩みや困難、重圧に直面し、その都度七転八倒。
隊長や隊長代理に相談し、試行錯誤を重ねてきた。
その努力は味の向上、安定につながり、「らーめん Nageyari」のファンを着々と増やすことにつながった。
坂口「早朝から深夜まで店にいて、プライベートの時間がほとんどなくて……。
うちの子供たちは土日も他所に預けられていて父親と遊ぶこともままならない。
切ないですよ……。
でもね、そんな気持ちも、お客様の笑顔が吹き飛ばしてくれます。
お客様の『うまい!』という表情、『ありがとう』、『ごちそうさま』、なんて言葉に癒され、励まされる毎日です。その言葉を聞きたくて、今日も働いてる感じ(^o^)。
今後もずっと、そうした嬉しい言葉をひとりでも多くのお客様からいただけるように、がんばります!」
山内「最後に今後の目標、夢を教えて下さい(^^)」
坂口「将来、余裕ができたら、チャリティーをやってみたいです。恵まれない子供たちの施設などに出かけていってらーめんを作るような感じでね。自分がおいしいと思った食材でつくったらーめんの味を知ってもらえたらいいなと思っています(^^)」
隊長「チャリティーか。本物の味を子供たちに届けたいってことかな。素敵な夢だね!(^^)」
一行「一日も早く、坂口さんの夢が叶いますように(^^)。食べある記隊一同、心から応援しています♪」