ラーメン Show in Tokyo 2009(東京ラーメンMMより転載)
弊社が発行していた東京ラーメンMMより転載します。画像やリンクがなく見づらいところが多々あります。あらかじめご了承ください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆◇◆ 食べある記隊が行く!!特別編 ◆◇◆ 「ラーメン Show in Tokyo 2009」へGO!(抄) 〜「鳥居式らーめん塾@大成食品」ブースへ〜 5月29日金曜日 午前10時〜午後3時 雨 東京都目黒区 駒沢オリンピック公園中央広場  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 回□ 日本最大級のラーメンイベント 「ラーメン Show in Tokyo 2009」が開幕! □回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 本日の訪問先は「ラーメン Show in Tokyo 2009」だ。 国民食・ラーメンを通じて、2016年の東京オリンピック・パラリンピック招 致運動を盛り上げよう!というこのイベント。 全国のご当地ラーメンおよび、首都圏の有名店・繁盛店によるコラボラーメンな ど、スペシャルなラーメンが一堂に会するという。 ☆「ラーメン Show in Tokyo 2009」公式URL http://www.ramen-kyokai.jp/ramenshow/(2017年12月現在リンク先記事消失) 鳥居隊長は「ラーメン Show in Tokyo 2009」実行委員としてすでに会場入り しているはずだ。 急遽、正式ブースとして出店が決まった「鳥居式らーめん塾@大成食品」のメン バーの動向が気になる(^^)。 鈴木隊員が急病のため、山内隊員はひとり会場に向かう。 <中略>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 回□ 「鳥居式らーめん塾@大成食品」チームは 「純国産ラーメン」ブースを担当! □回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 直営店のスタッフと9期生が中心の「鳥居式らーめん塾@大成食品」チーム。 ラーメン繁盛店開業のため、全国各地から集まり、熱心に学んだ塾生たちが 担当するのは日本ラーメン協会監修ブースの「純国産ラーメン」だ。 ガイドブックによれば、「自給率アップを目指し、国産の食材を使った『純国産ラ ーメン』」とか。 山内「本物にこだわり、食の安心、安全を追究しつづける大成食品のモットーにぴ ったりね(^^)。卒業生にとっても味創りの勉強になりそう!」 ブースは本部側の端にあった。 「鳥居式らーめん塾」ののれんがさがり、塾の案内ボードがある程度と、ごく控え め。 鳥居隊長と出くわした。純白のスタッフジャンパー姿。日本ラーメン協会の副理事 長である隊長は、イベントの実行委員に名を連ねているのだ。 山内「隊長、お疲れ様ですっ(^^)/" あいにくのお天気ですね」 鳥居「やあ(^^)。こんな雨なのに、大勢のお客様がいらして下さって本当にあ りがたいね。マスコミの取材がずいぶん入ったから、土日は大変な混雑になりそう だよ(^^;。今も明日入る取材の件を各ブースに伝えにきたんだ」 と答えるなり、よそのブースやテントへ走る隊長。 見渡せば、このイベントの実行委員である日本ラーメン協会理事の皆さんがそれぞ れの部署で作業中。雨の冷たさをものともしない笑顔が印象的だ。 「ラーメン Show in Tokyo 2009」は、「ラーメン文化とラーメン産業の振興・ 発展を目指し」て発足した協会が手がける初のイベント。全日程が無事に、そして 盛大に全うできるよう心から祈った。 「純国産ラーメン」ブースの行列の最後尾についた。 「鳥居式らーめん塾」9期生の住田さんが笑顔で迎えてくれた。千代田区内で「札 幌ラーメン エイト」2店を経営する若社長も、この三日間はブースに張り付きっ ぱなしとか。 見れば、黒いTシャツには「鳥居式らーめん塾」とロゴが。イベントユニフォーム としてあつらえたらしい。 住田さんが白い袋を差し出す。 「これは?(^^;」 「瀬戸内伊吹島産の高級煮干しです、どうぞ(^^)」 銀色に輝く煮干しは口に含むとさっくりほぐれた。かむほどに香ばしく凝縮したう まみが広がり、後をひく。 袋にはおなじみの鰹マークが。 「いらっしゃいませ! 美味い出汁素材は福島鰹っ(^^)/" 」 ブース内から小屋隊員@福島鰹(株)の笑顔が。京都本社からはるばるお手伝いに 駆けつけたようだ。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 回□ いよいよ「純国産ラーメン」を試食! □回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 厨房内では3月末に卒業したばかりの9期生と「麺彩房五反田店」店長の新井さん らがきびきびと働いていた。 田辺「先日はご来店ありがとうございました(^^)」 会えないと思っていた田辺さんから挨拶されてびっくり(@@;。 卒業直後にオープンしたJR本八幡駅南口そばの「鈴家」。今や行列が絶えない繁 盛店の店長が、千葉からはるばる駆けつけてくれたとは! 田辺さんの塾や同期の 仲間に対する想いの強さが伺えた。 青森から通っていた今さんは不在。青森在住だから当然、と思ったら、 荒井「今さんは中野の『へいぼん』に勤めているんですよ。今日は来られないけど 明日は来ますよ」 脱サラして年内開業を目指す今さん。着々と夢の実現に向けて歩みを進めているよ うだ(^^)。 厨房で楽しげに働く江畑さん。荒井さんと組んで、5月はじめの「バトプリ2009」 選考会に出場したが、1ポイント差で惜敗したとか。 ☆「バトプリ2009」審査の様子 http://www.ramen-kyokai.jp/ramenshow/event/batopuri09.html(2017年12月現在リンク先記事消失) その後、諸事情でブースが1つ空いたことから、今回の出店が急遽決まったのだっ た。 江畑「今回のレシピは『バトプリ』で出したもののアレンジですよ。国産素材限定 になったこと、豚と鶏の配合はちょっと変わりましたが、『バトプリ』に出すとき からこのイベントで勝負できる味、そして原価をキチンと追究してきたんです」 穏やかな笑みに闘志が潜む。 なにしろお隣のブースで「バトプリ2009」の勝者たちが営業しているのだ。発 奮しないわけがない。 麻雀日本一に輝いた経歴をもつギャンブル、アクション系漫画原作者・江畑さん。 激務のかたわら、今月半ばからスープ試作や準備のため、連日のように「鳥居式ら ーめん塾」の教室(大成食品本社・テストキッチン)に通いづめ。今朝は五時まで 原稿執筆をして会場入りとか。やはり、<勝負師は眠らない>のか!?(@@;) スープ炊きに魅了された梨農園主・荒井さんは、厨房内のしきりに、お客様への声 かけにと大忙しだ。 荒井「1日500食分を用意しています。完売することが目標です!(^^)」 と、気合い十分。 声がかすれているのは、懸命に呼び込みや声かけをした証だろう。 荒井さんによれば、すでに一部メンバーが大成食品に戻り、明日のスープの仕込み にかかっているとか。3日間でほぼ通常サイズで1500食……。仕込みの現場の 壮絶さを想像するとめまいがしそうだ。 仕込み、接客、呼び込み等々。9期生たちは適宜手分け、交替しながら、ほぼすべ てのプロセスを経験するとか。 ふくよかな煮干しや節系の香りが、満腹だったはずの胃袋にたちまち隙間を作り出 す。 チケットを渡して、いざ試食っ!(^Q^)。 ☆「純国産ラーメン」 「鳥居式らーめん塾」味創り担当の福井講師の指導のもと、「鳥居式らーめん塾」 9期生の面々が創り上げた純国産ラーメン。 麺:日清製粉株式会社製の国産小麦100%(うち、全粒粉3%配合)を用いた大 成食品特製麺。低加水、低かんすいの中細ストレートタイプ。 スープ:鳥取県の「大山鶏」、群馬県産豚ゲンコツ、大分県産干し椎茸、羅臼昆布、 瀬戸内伊吹島産特上煮干しを使用。 Brix5まで炊き込んだ清湯スープと和だしをあわせたダブルスープ方式。これを特 製塩ダレ、香味油で調味。 トッピング:千葉県産SPFポーク肩ロース、三陸産生茎わかめ、千葉県産水菜、 国内産しそ味玉。 山内「盛りがよくて、チャーシューも立派! 澄んだスープとクリーム色の麺に水菜の緑がきいた端整な塩ラーメンです。 細麺は全粒粉がきいていて小麦の香り、味がしっかり感じられました。 透明なスープは食材のそれぞれのうまみと香りが素直に出ており、まさに純<ピュ ア>! ネーミングを裏切らない味わいです。 トッピングでは無菌(SPF)豚の分厚いチャーシューがインパクト大。ふっくら ソフトでジューシーなチャーシュー、さりげなくしその香りが鼻孔をくすぐる味玉。 しこしこの茎わかめと、それぞれの存在感と完成度が光っていました(^^)」
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回□ 「鳥居式らーめん塾」2期生・生田さんの
コラボラーメンでしめくくりっ! □回
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満腹してブース前へ。 ラーメンを哲学する平野さんが国産食材の特徴を高らかに語って集客にあたってい た。元不動産会社勤務の平野さんはご自宅から秤等を持ち込んで早朝からブースに 詰めていたとか。笑顔の呼び込みにお客様がすーっとブースに誘導されていた(^^)。 岡本さんが昼食をとるというので、手持ち最後の前売り券を手についていく。
岡本「どこにしようかなあ〜(^^)」
実に楽しそうに、ご当地ラーメンブースや首都圏コラボラーメンブースあたりを往 復する。
開業を目指す卒業生にとって他店を食べ歩くことは大切な勉強。現役カメ ラマンらしく、岡本さんはブースまわりのポスターやのぼりの観察にも余念がない。
店頭に巨大な伊勢海老が山と積まれた「けいすけ×凪」ブースに決めたようだ。
「初代けいすけ」は昨秋の「ラーメン産業展」のラーメンバトルにも出場した有名 店。
「凪」の店主は「鳥居式らーめん塾」2期生の生田さんだ。 丼を持ち帰る途中、生田さんに再会。岡本さんに激励の言葉をかけ、颯爽とブース に駆け戻る。逞しい背中に繁盛店主としての自信が漲っていた(^^)。
☆けいすけ×凪 首都圏コラボラーメンブース C−5
山内「ガイドブックによると、『伊勢海老と瀬戸内の白口いわしをふんだんに使っ た極(きわみ)のラーメン』とか。醤油味スープに細麺、刻みネギに穂先メンマ、 のり。チャーシューではなく鶏のほぐし身。一見クラシカルな東京醤油ラーメンだ けど、香りが新鮮! 伊勢海老は香味油とスープ素材に使われたのかしら。スープ の味としては、白口いわしがかなり強く、前に出ているわ。煮干し系、魚介系が好 きな人にはたまらないわね(^^)」
(中略)
こうして計4杯を試食して、お腹がはちきれそう!
「一人ではこれ以上無理〜(^^;。スプーンサイズなら25店制覇できたのになあ」 口にできなかった21種類のラーメンにどっさり未練を残しつつ、会場をあとにし た。
追記☆土日もあいにくの雨模様ながら、満員御礼、売切続出の盛況ぶりだったとか。 皆様の応援をいただきましたおかげで、「純国産ラーメン」は大好評でした。 ありがとうございました。 もし来年も同様のラーメンイベントが開催されるなら「オープン前に会場入り」 「前売り券購入」「グループで入場」をおすすめします(^^)。
<終わり>