「第12回 大成食品七夕の集い」報告 | お役立ち情報 | 大成食品株式会社

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イベント、中野本社 | 2012.08.17

「第12回 大成食品七夕の集い」報告

「第12回 大成食品七夕の集い」報告

7月7日土曜日 午後5時45分~午後9時  雨のち曇り 
東京都中野区 日本閣 お取引先企業、社員、スタッフ全員をお招きし、大成食品(株)の一年間の歩みをご報告する恒例行事・「七夕の集い」の模様をお届けします。

 

 

12回目を迎えた恒例行事「七夕の集い」は和やかにスタート

大成食品(株)恒例「七夕の集い」も今年で12回目。
20分前に会場入りすると、すでに数十名が着席していた。

取引先関係者、大成食品(株)の社員、スタッフやそのご家族…
大成食品と<よっぽどのご縁>で結ばれた方ばかりだ。

「ご無沙汰してます」
「お元気でしたか」
「はじめまして」

七夕の故事のように毎年この集いで顔をあわせる人、初対面の方も少なくないが…
どのゲストもリラックスした笑顔だ(^^)

福井@味創り担当講師、鈴木@メディア戦略担当講師、荻原事務局長など鳥居式らーめん塾関係者もちらほら。
☆鳥居式らーめん塾
https://tokyo-ramen.co.jp/ramen-jyuku/

坂本@福島鰹(株)営業担当/8期生「ご無沙汰してます。次回のらーめん塾は久々に東京ですね(^^)”
また和だし講習を担当しますので、よろしくお願いします」

福島鰹(株)期待の新人として入塾。麺彩房で長期間実習も果たした坂本さん。
今や自社製品である各種だし素材を駆使した味創りを講義、実演する敏腕営業マンとして大活躍。

昨年の震災のときは仙台で講習中だったとか。
交通機関が麻痺したなか、タクシーで山形、新潟を経由して帰京した…
商品の煮干しをかじって空腹をしのいだ…なんてエピソードをひょうひょうと語る。

坂本「最近は海外出張が多くて…今度はタイに行きますよ(^^)b」
海外で顧客開拓に挑む横顔が頼もしい。

山内「鳥居塾長の海外視察のお話を伺うたび感じていたけれど…フードビジネスの国際化が急激に進んでいますね…(@@;) 」

☆鳥居代表の海外視察報告
ニューヨーク
https://tokyo-ramen.co.jp/tabearuki/tokubetu27.html

ジャカルタ、シンガポール
https://tokyo-ramen.co.jp/tabearuki/tokubetu28.html

今期の経営目標は「笑顔を創るために、経験に学び、未来に挑戦」

定刻となり、大成食品(株)鳥居代表が壇上へ。

鳥居「2001年に始めた『七夕の集い』も今年で12回目。今宵、大成食品に深く縁のある皆さんとこうしてお会いできることを心から嬉しく思います。
この会を始めた11年前に比べ、売上げ規模は3倍に成長しました。社員、スタッフの努力、チームワークの賜物です。

ただ、昨今の政治、経済の状況は混沌としており、我々の業界も厳しい状況にあります。
国内市場は少子高齢化のため縮小していく一方。縮んでいくパイをいかに獲得し、広げていくかが最重要課題です。

その一環として、今年は1月から直売という新しい試みを始めました。
一般の消費者にも大成食品製のおいしい麺で喜んでいただこう。業務用だけでなく、小売り市場のパイをもつかみ、シェアを広げたい…という思いからです。

ネット販売が盛んな時代ですが、まずは直接にお客様に接し、ニーズを研究することが大切と考えています。
明日も工場で『大成麺市場』と銘打った直売会が開催されます。この機会を通じて社員、スタッフの皆さんがお客様をより深く理解し、刺激や学びを得て小売り市場でのシェアを広げてくれることを期待します。


また、積極的に海外を視察。
今年すでに6回、4カ国をまわりました。
縮むばかりの国内市場では 5年先、10年先を見据える必要があるからです。

幸い、欧米、アジアなど海外では日本のラーメンが大ブーム。日本のラーメン店がどんどん出店し、多大な成功を収めています。
日本の食の安心、安全のイメージも幸いしたようで、海外で成功しているらーめん店が数多くあります。海外進出するお店は今後も増えていくでしょう。

そうしたお客様に対して、我々はどういうサポートができるのか?
また、将来我々が海外に出店する時代もくるかもしれない。

これから4、5年先。
大成食品が本格的に海外出店や出店者支援事業に打って出ることを見越しての海外視察なのです。

5月末の決算を経て平成24年度がスタートしました。
厳しい状況も、ここにいる皆さんとともに打開していきたい。
取り組むべき課題が多くても、皆さん一人一人、何ができるか考え、それを積み重ねていけば、打開できるはず。
お手元にお配りした資料に、平成24年度の経営目標を記しました。



この方針にそって今年も1年がんばりましょう(^^)

年間売上げが10億を突破し、次は20億、30億の企業を目指そうと考えた時期もありました。
でも今は、大きくなるだけが企業ではない。小さくてもダイヤのように光る会社、皆さんが笑顔で働き、お客様の笑顔を創造できる会社をめざしています。
ダイヤのようにきらめく笑顔があふれる大成食品を、皆さんとともに作っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m」


一礼する鳥居代表を満場の拍手が包んだ。

清水寺塔頭 泰産寺住職 森清顕師と大成食品との意外な「ご縁」とは?(^^)

■回 清水寺塔頭 泰産寺住職 森清顕師と
■■ 大成食品との意外な「ご縁」とは?(^^)

鳥居代表挨拶のあとは、講演タイム。
今回は清水寺塔頭 泰産寺住職の森清顕(せいげん)師より、ご法話をいただくことに。

師は、毎年末、世相を示す漢字の揮毫でおなじみの清水寺貫主 森清範(せいはん)師のご長男だ。

森清顕師「不思議なご縁でございますね(^人^)"
実は私、4年前まで東京の立正大におりまして…五反田の麺彩房さんによく通っておりました。
坊さんだってつけ麺をいただきます、大好きです!(^^)
いつもお店が混んでて入れないから、時間をずらして通ったりして(笑)
極太麺もスープ割りも美味しくて…」
開口一番、大成食品とのご縁をカミングアウト。
一同大喜びで、壇上の森師をみつめる。

食事中は音を立ててはいけないが、麺類だけは音をたててもよいという修行豆知識を披露。
世界遺産にも指定されている名刹・清水寺の縁起を丁寧に語ってくださる。

1200年受け継がれてきた清水寺の方針とは

森師「清水寺の歴史は火災の歴史。
創建以来1200年のあいだ、何十回も戦火に焼かれては復興してきました。現在の清水寺は1629年の火災のあとに再建されたものです。

平成20年まで現役だった梵鐘は応仁の乱(1467年~1477年)後に鋳造されました。京の都は焼け野原、戦没者数も膨大で…清水寺の再建を願う人々の思いは強く、鐘を鋳造している賀茂川べりに揃って参詣しにいったそうです。
皆が鋳造場で戦没者を供養し、復興を願った…つまり鐘が復興のシンボルだったんですね」

清水寺は、当寺だけではとうてい成り立たない、今寺がここにこうして在るのは、1200年来の人々の祈り、思いに助けられたおかげなのだ。周囲との連帯、助け合いを大切にしなくては!
この思いは、1200年後の今なお清水寺の方針となっている。

たとえば、世界遺産の事前調査の際。清水寺だけの指定ときいて、寺を支えた「京都の街」一帯を指定してほしいと切望したのもその一例。

森師「結局、調査団には『開発が進んだ市街地は指定条件に外れる』とあえなく却下されたんですけどね(^^;」

3.11以後… 清水寺ならではの復興支援を展開

清水寺の人の和、助け合いを重視する姿勢は、昨年の大震災の折にも一貫していた、と師。

森師「東北には清水寺と縁のある方々が大勢いらっしゃる。すぐにもお助けしたい、しかし、清水寺には僧侶がたった9名しかいません。
我々がこの地でできることをやるしかない、と翌日から予定されていた夜の特別拝観を決行したのです」

特別拝観行事は、行政主催の観光イベントとリンクしていたため、中止するよう促されたにもかかわらず、だ。

森師「3月12日午後から49日の間、亡くなった方の慰霊と被災された方々の安寧を祈って法要を続けました」

若者や外国人観光客、京都や近隣に住む人々…
予想をはるかに上回る参拝者が訪れ、犠牲者を悼み、被災した人々のためにと義援金を寄せていった。
この募金活動の広がりが、行政を動かした。
行政側が窓口となり、京都中の寺院が連携して被災地の復興を祈り、支援する基金が設立されたのだ。

昨年5月には津波被害が甚大だった陸前高田、大船渡へ。
津波で流された高田松原の松の木で、京都伝統工芸大学校の学生に大日如来を彫ってもらうプロジェクトを始めた。
森師「震災前から彫ってもらう話があったんですが、せっかくなら津波で流された松を使おうということに。
もちろん、学生さんが直接触れますから、セシウム等の検査をクリアした松です。
松の木は彫刻には向かないし、塩水に浸かったために大変難しい作業だったそうです。
ようやく形ができた後、被災した東北3県をめぐり、一人ひとノミずつ打ってもらい、その人の名前を書いていただいた。
さらに阪神大震災の被災者の方にも。
学校を視察されたブータン国王ご夫妻にも…」

1万1000人以上がノミを打ち、名を刻んで大日如来像が完成。
津波で流された松は、被災地復興のシンボルとしてよみがえった。


9月に訪れた石巻では、夫と息子を津波で亡くしたおばあさんが師にこう尋ねた。

「私、生きててええんやろか?」

森師応えて曰く…
「だんなさんと息子さんを思い出し、供養してあげられる人は、あなたしかいない。
どんなにつらいことがあっても、寿命がくるまで一生懸命生きましょう。
この世で縁があったなら、あの世でも、来世でもきっとご縁がある。
あなたが亡くなったとき、あの世でお二人と胸を張って再会するために。
今は…命のかぎり生き抜きましょう」

おばあさんは、師の言葉を静かにかみしめ、穏やかな表情で立ち去ったという。


「観音様は三十三現神。
常に私たちとともにあられ、三十三もの姿…子どもだったり老人だったり…あらゆる姿になって私たちを助けてくださいますよ。
ただ、皆さん自身もアンテナをもっていないと、仏様が現れていることに気付きません。
自分も(誰かを助ける)仏であろうとしないとね。
私たちは不完全な存在ですが、自分ひとりで在るのではない。色々な人とのご縁、連帯のなかにあって今こうして生きている、ということを心にとめておいてください。」

人と人の絆。
助け合いの大切さを説く師に、皆深くうなずいた。

懇親会で卒業生と歓談(^^)p"

法話のあとは懇親会タイム。
七夕の集いは日頃、本社・工場で、また各直営店で日々奮闘するスタッフの慰労会でもあるのだ。
直営店スタッフのテーブルはどこも大変なもりあがり!


「麺彩房」中野本店のテーブルで松田さん@12期生を発見! 
塾を卒業したあと、お仕事を辞めて修業に入ったのだ。

山内「お元気ですか? お子さん大きくなったでしょ♪」

松田「1歳半になりました。
ただ例の宣言に妙なオチがついちゃって…実は、息子ではなく娘だったんです(^^ゞ 
開業する場所がまだ決まりませんが、味創りの研究、学びを重ね、資金創りも万全にして3年後には夢をかなえたいですね。
同期の新井さんは春に開業したし、寺脇さんも今月オープンらしいし!(^^)q"」

酷暑の2ヶ月を共に学び、その後全国で活躍中の同期たち。
卒業後何年たっても互いに刺激しあい、切磋琢磨しあう仲なのだ(^^)

☆12期生・新井さんのお店は今年3月30日に開店!
麺屋こうじろう
〒453-0033
愛知県名古屋市中村区千原町3-51
サンシャイン栄生1-C
電話:052-452-0085

☆寺脇さんのおかげさまは今年7月開店予定!
麺処 おかげさま
東京都渋谷区笹塚 1-62-8 甲州街道沿い
※京王線笹塚駅 代田橋駅から徒歩5分


「上海麺館」スタッフのテーブルには14期生の今井さんと、7期の実習をサポートした天野さんが。

今井@元店長「今度の異動で本社工場に配属されました。直売の仕事もがんばります(^^)/ 
7月は明日と22日が『大成麺市場』ですよ(^^)m”」

天野@新店長「上海麺館の新メニュー・ザージャン麺、ぜひ食べにきてください(^o^)w”
麺彩房(のつけ麺と同じ生地)の12番を手もみした特製麺を使ってます。300グラムの中盛りサイズ。直営店でなければできない味、量、価格で、お客様にも好評なんです(^m^)」

異動してさらにはりきっているご様子(^^)

☆そんなわけで翌朝は「大成麺市場」へ。
http://tokyoramen.blog45.fc2.com/blog-entry-267.html

☆「大成麺市場」、出張直売会のスケジュールは上記ブログまたは
下記でご確認ください。
https://tokyo-ramen.co.jp/index.html

☆ランチは上海麺館で!
東京都中野区中野5-63-4
中野駅北口より徒歩1分。
電話:03-6379-9640

中華出身のベテラン料理人・天野さん開発の新メニュー
ザージャン麺 800円
甘辛い肉味噌には椎茸がたっぷり。野菜トッピングにも細やかな仕事が施されています!



野菜ソムリエ今井さん作
野菜たっぷりつけ麺(小、中盛りを選べる。写真の麺は小盛り。別途、味玉を追加) 850円

ご縁と笑顔を大切に…。福井講師の挨拶でお開きに(^^)/"

頻繁に会う人、お久しぶりの人、初対面の方…
お話ししているとあっという間にお開きの時刻(@@; 

大成食品(株)商品開発マネージャーの福井講師が挨拶に立った。

福井「笑顔と出会いを大事にしてきたから、この七夕の集いも12回目を迎えられたんだと思います。
鳥居代表の話にもありましたが、みんなが笑顔でいられる職場。お客様の笑顔のために頑張る職場…であり続ければ、15回、20回、30回…と続くでしょう(^^)
これから暑くなり、工場もお店も環境が厳しくなります。健康管理に留意して元気にお客様の、そして職場のみんなの笑顔のために。
協力し団結して、がんばりましょう。
では、皆さんのご健康と笑顔を祈念して一本締めを!(^o^)/」

縁あってこの場に集った100名の「お客様」が立ち上がる。

福井「ヨォーッ! \(^o^)/」

パン! 

澄んだ拍手が会場に響いた。

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